「それも私だ」
スーパーヒーロー作戦などで、ラスボスとして活躍したユーゼス・ゴッツォ。
デビルガンダムにウルトラ兄弟ら”光の巨人”の力を取り込み、超神ゼストと化した彼は、ヒーローたちの前についに破れさる。
しかし、意識を失う寸前に、彼は自分を求める者の声を聞く。
『――――――――――我の運命に従いし、使い魔を召喚せよ!!』
そしてハルキゲニアに、かつて平行世界へ干渉し英雄たちと戦った、ひとりの科学者が召喚されるのであった。
ハルキゲニアの世界に、宇宙刑事ギャバンだの怪傑ズバットだの、ウルトラマンだの東方不敗マスターアジアだのといった単語が出てくるだけで、もう!
本当にゼロ魔の世界は2次創作の土台としては優秀だなぁ。
ラスボスとして負けたユーゼス・ゴッツォ。
目的も野望も無くした彼は、無力な科学者に過ぎない。・・・いや、因果律に干渉したり、超神形態に移行したりは出来るんですがね。
でもそれでギーシュと決闘なんかしたら、アレですよ。
地形が変わる?
というわけで、ひ弱な科学者であるユーゼスは、ガンダールブで強化されようがギーシュにも満足に勝てないのでありました。
でもいいもん、優秀な脳みそがあるから!
ワルドに決闘を挑まれた時の、ユーゼスの興味のなさは笑えました。
ワルド「そのインテリジェンスソードの言う通りだ。君とてルイズに『弱い』と思われたままでは屈辱ではないかね?」
ユーゼス「いえ、別に」
ルイズ「……だって、みんなそう思ってるものねぇ?」
・・・なにげにルイズがひどい。
科学者らしく、魔法への研究に余念がないあたりが面白い。
それもあくまで優秀な科学者止まりで、いわゆる万能天才で内政も軍事もなんでもござれ、じゃないのが良いですね。チートは嫌いじゃないけど、食べ飽きるので。
アルビオン潜入以降は段々とオリジナル展開へ。
ワルドが独自の成長を遂げつつある。
アルビオンでは良いとこなしだったワルドも、段々と血肉の通った良い敵キャラに育ってきました。
これからが楽しみなSSです。
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