SSMGの人の日記さんがまとめていたので。
こういう情報をちゃんとリストにまとめられる人ってうらやましい。
僕は自分の興味のあるタイトルだけに触れて適当なこと言ってお茶を濁すのみの人間なので。
しかし初期の受賞者のフェードアウト率高いなあ・・・・・・
しかも受賞作のみで消えていった人が多い。
まみやかつき(妖魔アモル 翡翠の魔身変)なんて今でも思い出しますよ。この小説に草彅琢仁のイラストつきた編集はマジ有能だと思った。
>対馬正治は、現在PNを変え「小説家になろう」などで同人活動を行っています。
この人か。いくつか作品読んだのに気づかなかったよ・・・・・・疑似人間メルティア とか好きでした。でもデビュー作が一番キラキラしてて良かった。
大林 憲司の東京蛇神戦争(受賞作は「東北呪禁道士」)出たの20年前とか。マジか。
これはamazonのレビューは秀逸だったので転載。
伝奇小説ファンには手放しでオススメできる一作 2014/7/18
By 紫
およそ十数年ぶりの再読。
『出雲凶星神話』に続くシリーズ2作目。山陰地方の出雲から大都市東京のド真ん中に舞台を移し、敵味方、少なくない数のキャラクターたちの描写といい、だんだん事件の規模が大きくなっていく中で真相が明らかになるストーリー運びといい、前作の薄さが嘘のように作者のスキルアップがうかがえる本作。とりわけミシャグチ神に石神井城主の豊島一族という題材のチョイスが素晴らしいです。
前作の仲間の浮山法師は登場せず、とても同一人物とは思えないくらいにキャラクターが変わって再登場した宿敵森部と今回は共闘することに。美形キャラは得なのであります。新登場の物部陣営、ミニパト婦警の十種恵美奈も中盤以降は出ずっぱりで、ほとんど彼女がメインヒロインの扱い。一枚しかイラストがなかったのがもったいないくらい。
練馬区役所庁舎(!)でのミシャグチ神復活から新宿のビル街を廃墟に変える決戦までの展開は、攻撃ヘリと怪物との戦いあり、考古遺物からヒントを得た意外な攻略方法ありで、現代を舞台にする伝奇アクション小説のお手本を見るかのよう。伝奇小説ファンには手放しでオススメできる一作です。
それだけに時代の流れか読者の重要か、作者がこの方向で執筆活動を続けていくことができなかったのがたいへん惜しい。『平安パワーボム』読みたかったなあ。
まあ僕が西武新宿線沿線に住んでいるのでそのフィルターがかかっているのは確かですがw
でも良作でした。こういう知識と力量のある作家が、ラノベ以外に住処を得られなかったのは残念。
時代小説なり、なにか他の道筋があればなあ。
最近ラノベで見ないな、と思ってたら架空戦記で活躍してる人もいましたし。
他にも、渡辺 まさきの「夕なぎの街」シリーズとか独特なユーモアの持ち主である川﨑康宏(エルフとドワーフの凸凹コンビの刑事が、コメディやりつつも社会風刺を挟み最後はほろ苦いハードボイルドでしめる)とか・
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